2017年10月6日

夜の森の昼と夜

巨木の命はだれのもの。



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ギラバニア地方、辺境地帯にある夜の森。

濃霧に包まれていて、昼間に訪れたのにその名の通り薄暗い森でした。


ここでとある大木に目が留まりました。


んー、りっぱです。



近隣住民からは、大精霊の宿る木、賢者の木だと教わってきたのですが、私はにぶいようで、精霊の気配を感じ取ることはできませんでした。

帝国の統治下で森の管理がほったらかしだったとかで、愛想を尽かして出て行った?

それとも私がにぶいだけ?


辺りの情勢がもう少し落ち着いたら、幻術士ギルドの調査が入るんじゃないかな。








それはさておき、この・・・なにこれ?

透き通った石か結晶のような、球が埋まっていました。

大精霊がいるとこうなるの?









見上げてみると、このような球はいくつも見えました。

妙な毒物で土地が汚染されたとか、いやな噂を聞いたけど、どうかその影響ではありませんように。






暗くなると(昼でも暗いけど、もっと暗い夜になると)、ぼんやり黄色い光を放ち始めました。

光ったからといって、中はよく見えないままです。


顔をへばりつかせたら・・・見えないかな。









ふしぎ。

この不思議さは魅力的。

だけど、景色としては、昼間の方が好きかな。



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