2015年11月10日

土地に紐付いた歴史マップをつくろう


5000年以上前、第三星歴にアルデナード小大陸に栄えた古代アラグ帝国は、
繁栄の極に自ら引き起こした第四霊災に巻きこまれ、歴史から忽然と姿を消した。

あまりに文明の痕跡を遺さなかったために、アラグ帝国の存在は人々の記憶から忘れ去られ、
やがて想像上の国とまで考えられるようになった。

やがて起こった第七霊災、そして冒険者たちの活躍で、ふたたび地上にその遺物を露呈するまで。



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「土地に紐付いた歴史マップをつくろう」


先日ご紹介したエオルゼア交通マップを作っているときに、この地図で歴史がわかるような資料を作れないかナーと考えていました。

一国の歴史であれば歴史書を読めばわかります。

そうではなく、冒険やおさんぽをしていてたまたま目にする景色や地名が、
どの時代から残っているものなのか分かるような資料をつくりたかったのです。


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というわけでまずお見せしたのが、第三星歴から第四霊災までの地図。

アルデナード小大陸を支配したアラグ帝国の略史と、現代(第七星歴初頭)において確認できるアラグ文明の遺産を載せました。

アラグ帝国がアルデナード小大陸のほぼ全域を手中に収めていたのがわかります。


(今回の記事は、その性質上、歴史のネタバレまみれです。あと長いです)







つづく第四星歴は約1000年間あったそうですが、そのようすはほとんど何も解明されていません。
おかげで地図もさっぱりしたものです。

先の第四霊災の影響がそれほど凄まじかったという現れでしょうか。
クリスタルタワーも地中に引っ込んじゃいました。

アラグ帝国の栄華が架空の伝承になってしまうほど、人口は減り、文明も衰退してしまったようです。

歴史を記し残せるほどの国家や都市が生まれなかったのかもしれませんね。


今からおよそ3000年前に起きた大氷雪・大寒波は、後の世に第五霊災と呼ばれました。








時代は下り、第五星歴になると、いくつもの都市国家の名前が年表を賑わせるようになります。

第五星歴中に存在が確認されているのは、ニーム、アムダプール、マハという3つの都市国家。

やがてこれらの国々は魔法を使った世界大戦、いわゆる「魔大戦」へと突入しました。
魔大戦が引き金となって、引き起こされた大洪水は、今日では第六霊災と呼ばれています。


この第六霊災を逃れた人々が、ザナラーン地方にベラフディア、ギラバニア地方にアラミゴという国を誕生させたそうです。

また、各国それぞれの事情に合わせて、現代に残る魔法や戦闘技術も生まれています。
この地図では、そうした技術面の発展に着目して歴史をまとめてみました。

「戦争が技術を進歩させる」という皮肉な言葉は、ここにも当てはまるのです。








第六星歴になると、さすがに情報量が多くなります。
これまでと違って、後につづく第七霊災のできごとは別にしました。


第六星歴初期から中期にかけて、リムサ・ロミンサ、ゲルモラ、ベラフディア、イシュガルド、アラミゴが建国されました。
地下都市だったゲルモラの民は黒衣森の精霊と交渉し、のちに地上都市グリダニアを建国します。

ザナラーン地方は次々と支配王朝が変遷し、第二期ウル朝ウルダハとなって今に至ります。

これらの国同士や、蛮族との戦いの歴史が長らく続きました。

シャーレアンの占星術師により歴史書「五紀歴」が編纂され、それ以前の歴史が記録されたので、後の時代の歴史学者や歴史ファンを助けました。



第六星歴末期、今から60年前に、北州・イルサバード大陸にガレマール帝国が生まれました。
古代アラグ帝国の技術を「魔導技術」として復元すると、帝国は瞬く間に周辺諸国への版図を広げました。


北州を統一し、東州・オサード小大陸を制圧する中で、帝国は蛮神の脅威に直面しました。
そうして「蛮神殲滅」という大義名分を得ると、今から20年前にエオルゼア諸国への侵攻を始めたのです。

まず呑み込まれたのが、北州に近いギラバニア地方にあったアラミゴ。
飛空戦艦によってアルデナード小大陸と軽々飛び越して、西ザナラーンやモードゥナ、東ラノシアにも軍事拠点を築くと、
大陸を東西から挟み撃つように侵攻しました。

アラミゴやドマからの戦争難民は大半がザナラーン地方へ落ちのびたようです。



第六星歴にひっそりと、いつの間にか成立していたことが確認されたのが、学術都市国家シャーレアン。
エオルゼアの戦史において傍観者のような奇妙な立ち位置で、
帝国の勢いを見るとさっさと植民都市を放棄し、北洋の本国へ引っ込んでしまいました。






ついに訪れました! 第七霊災です!
これは今から5年前ですね。


ガレマール帝国がエオルゼア侵攻の切り札として用いたのが、メテオ計劃、すなわち月の衛星ダラガブの落下作戦です。

カルテノー平原に集結した帝国軍とエオルゼア同盟軍の戦闘中に、その頭上に落下させるという途方もない計画でした。

しかし、予想外の威力の凄まじさゆえに、帝国軍ですら戦闘を中断。
各国とも撤退を余儀なくされました。

ダラガブは落下しながらばらばらに砕け、その破片がエオルゼア中に降りそそぎました。

また、ダラガブに封印されていた蛮神バハムートも解放されて大暴れ。
これまた火球を各地にばらまきました。

とんでもない災害です。


これを機に、アバラシア地方からクルザス地方の寒冷化が起きました。
各地で地割れ、エーテルの吹き出しといった変化が起き、その中で、クリスタルタワーも再び地上に姿を現しました。


以降は戦災復興特需とでも言うのでしょう、エオルゼア諸国(とくにウルダハ)の経済は活況を呈しました。







さて。

ようやく現在、第七星歴の初頭へ到着しました。

依然、各地にガレマール帝国の軍事基地を残したままのエオルゼアは、帝国の脅威に晒されつつも、蛮族・蛮神問題にも直面している状況です。


為政者や庶民、そして冒険者たちは、これからどんな運命に翻弄されていくのでしょうか。



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5 件のコメント:

  1. マハ来ましたね!
    それにしてもさすがおさんぽ士、歴史や背景もちゃんとご存知なんですねー
    自分はコンテンツ優先なので毎回楽しみにしています!

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    1. いらっしゃいませー
      背景を考えながら歩いているように見えるかもしれませんが、
      実際はブラッと行って目に付いた物をあとで考察する感じでやっております。
      マハやアラミゴにも行きたくなりました?

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    2. メインモンクとしては、アラミゴははずせないです!
      こんなものにッ! アラミゴは負けたのかアァァッ!!!

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  2. すいません全然関係なくて申し訳ないのですが、土地の名前やNPCなどのデータベース?みたいなHPの名前かリンク分かりませんでしょうか?FCイベントでエオルゼアクイズしようかなと思ったんですが、サイト忘れてしまったので。
    あとこのサイトも参考にしても宜しいでしょうか?

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    返信
    1. エオルゼアものしりクイズみたいなイベントでしょうか?
      私がよく見る中では、エオルゼア冒険譚さま、のほほん日記さまはいかがでしょう。
      私のサイトも参考になれば嬉しいですが、たまにデタラメが書かれているかもしれないのでご注意ください…

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