2015年12月3日

アラグ陽道を日の動きに合わせて歩く旅 4


「アラグ陽道を日の動きに合わせて歩く」と決めた旅。
足どりは、東ザナラーンを抜け、中央ザナラーンに差しかかりました。

先ほどまで歩いてきた東ザナラーンの景色とは一転して、すっきりしない天気です。
空は曇り、強い風で砂塵が舞っていました。

カバンやポケットの蓋を閉じ、服のベルトもきちんと締めておきます。
気をつけないと砂が入るし小物は飛びそうです。

砂が口に入るから、おしゃべりもほどほどに。



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シリーズ「アラグ陽道を日の動きに合わせて歩く旅」、今回は第4回目です。
(これまでの流れ: 序章 第2回目 第3回目










中央ザナラーンの入り口といえば、おなじみアンホーリーエアーのカエル池ですね。

いつもの慌ただしい移動の際には、つい最短距離を優先して、赤いルートのようにカエル池を突っ切ってしまいがち。

でも、今日のように砂っぽい天気の上に足まで濡れたらげんなりです。
少し遠回りして南の青いルートを選びました。


どっちがアラグ陽道だかは分かりません。
まあどっちだって、誤差のうち。







カエルのたくさんいる池は中央に島があって、キノコ型の岩が、周囲の木よりも高くそびえています。

キノコ岩のてっぺんには背の低い草やいくらか木も生えていそうです。
一方で、岩の足元はというと、乾燥した砂地。
水があるのに、大して植物も生えていなくて寂しいものです。

それに、ここから西に続く土地はキノコ岩のてっぺんと同じ高さでしょ。

もともとの土地が、けっこう最近に、水か風かで削れてキノコの形になったのかな?


そんな背景を想像しました。







地図に描いた青いルートの南側にはこんな湖があったのですね。

あまり歩かないルートなので、今回初めて知りました。


陸地から舞い上がった砂塵が、北東の風に乗ったまま何本もの帯になって湖面を撫でていく様子を眺めました。







小川に渡された橋を越えるとブラックブラッシュ停留所はもうすぐ。

辺りのサボテンに似た、尖った建物が見えてきました。


街道は真ん中を外れずに行きましょう。
そうすれば、大きなアリとアマルジャ族につかまらないように歩けます。

盗賊団も居るようなので気をつけなければ。


<つづく>



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4 件のコメント:

  1. すごく楽しみにしているこの企画、楽しく読ませてもらってます(・ω・)و
    かえる池はいつもショートカット失敗して食べられたりしてますな…w

    アンホーリーエアーはバハムートが現れたあの日、粉砕された岩の一部が元々あったテーブル状の岩の上に落ちてきて、その破片の形が卵に似ていたことから、空から来た不浄なものという意味で「アンホーリーエアー」とつけられた…という噂を聞いたことがあります(確証なし)w

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    1. ロトさんこんにちは。楽しんでくださって嬉しいです。
      アンホーリーエアーにそんな噂が・・・カエル池はクレーターということでしょうか?
      ちょっと調べたり聞き込みしたりしてみます!

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  2. おお、コメントを読んでも勉強になった!
    やはり集まるところに集まるんだね。

    いつもはショートカットばかりだけど、こうしてゆっくり回り道も新鮮。
    あいにくの天気だったけど、それがまたイイ旅日和!

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  3. カバンや服のポケットの蓋を確認するくだりとか、ところどころの風景の描写もよかった~(*´ω`*)
    なんか旅してるって感じ。なんとか日が暮れる前に宿とれるところにつけそうで安心しましたw

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